Wednesday, March 14, 2007

誰かの願いが叶うころ

小さなことで 大事な物を失った 冷たい指輪が 私に光って見せた
今さえあればいい といったけど そうじゃなかった
あなたへ続くドアが 音も無く消えた

あなたの幸せ願うほど わがままが 増えていくよ
それでも あなたを引き止めたい いつだってそう
誰かの願いが叶うころ あの子が 泣いているよ そのまま 扉の音は鳴らない

皆に必要とされる 君を癒せる たった一人に なりたくて
少し我慢し過ぎたな 自分の幸せ願うこと わがままではないでしょ
それならあなたを抱き寄せたい 出来るだけぎゅっと

私の涙が乾くころ あの子が 泣いているよ このまま 僕らの地面は 乾かない
あなたの幸せ願うほど わがままが増えていくよ
あなたは私を 引き止めない いつだってそう

誰かの願いが叶うころ あの子が泣いているよ
皆の願いは 同時には 叶わない
小さな地球が回るほど 優しさ身につくよ
もう一度 あなたを抱きしめたい できるだけ そっと

これ、宇多田の曲です。前、NAOのMIXIにも書いてあったんだけど、この曲ってほんっとに的を射てる。。。

結局、人間は利己的な生き物だと思います。だからといって、人の不幸の上に自分の幸福があるのは罪悪感を抱く事になる。そして、あなたがその罪悪感にどんなに苦しんだとしても、あなたが踏み台にした相手はあなたを恨み続けるだろう。あなたの苦しみでは、相手の傷を癒せないのです。その苦い想いは、いつまでもついて回り、なかなか脱することができない。頼みの綱は「時間」だけ。すがるしかありません。

でもそう考えると実は気付いていないだけで私たちは既に何度となくそうして生きてきたのでしょう。生きることが他者との関わり合いの連続である以上、それは輪廻のごとくつづくのではないかと思います。しかし、自分の不幸の上に人の幸福があることも事実です。

この輪廻は終わらない。生きている限り繰りかえし続ける。一種の駆け引きのように。

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